ディズニーランドのパレードを観ていると、つい撮影したくなりますよね。
なにも考えずに撮影するのは非常に、勿体無い!!
- なんかパレードを撮影してもしっくりこない
- せっかくなら綺麗に撮りたい
- 夜のパレードの撮影難しい・・・
上記に当てはまって方は是非最後まで読んで、ディズニーパレードを綺麗に撮る撮影方法を学んで行ってください。
※この記事は下記の経歴の方に寄稿いただきました。
・カメラマン歴5年
・キャスト歴5年
・ディズニー年パス歴10年
・使用機材:NikonD750
今回は、お昼のパレードと夜のパレード、それぞれのおすすめの撮影方法を伝授します!
是非多くの方の参考になれば良いなと思います。
お昼のパレード編
まずは、簡単で綺麗に撮れる設定をご紹介します。
これだけ覚えておけば大きな失敗は防げるはず!!
使用するカメラは、自分自身で設定を変えられるものであれば、一眼レフやミラーレス、コンデジでも撮影可能です。
今回は一眼レフの設定でご紹介します。
撮影モード:マニュアルモード
F値:1番ズームした時の最小値
シャッタースピード:1/800秒
※シャッタースピードは明るさによって前後させてください。
ISO感度:自動制御
上記の設定は、天候や明るさによって多少前後しますが、晴れてる日であれば、おおむねこの設定で撮れると思います。
カンカン照りで光が強い時や曇りの時などは、シャッタースピードを前後させて調整しましょう。
望遠レンズを用意してみよう!
望遠レンズお持ちでしょうか?おそらく、最初に買ったレンズキットについてくる事が多いので、持っている方もいるはず。
しかし、パレードを望遠レンズで撮ったことがない方が多いのではないでしょうか?
望遠レンズの良い点は、フロートの上のキャラクターから、ダンサーさんまで撮影できる点です。
標準レンズを使った時、距離が足りなくて歯痒い思いをした方もいるかもしれませんね。
レンズキットの望遠レンズといえば、F値の最低値が大きいので暗いイメージがあると思います。しかし今回はお昼のパレードなので、気にせず使ってみましょう。
撮影ポジションは、「立ち見最前列」!
望遠レンズを使用するので、座ってみる距離だと少し近すぎてしまいます。
パレードは座ってみるイメージが強いですが、撮影には立ち見最前列がうってつけです。
まず、視界が広い事。
立ってみる事で座っている時よりも視界が広くなります。撮影チャンスを逃しませんよ。
そして、フロートの上のキャラクターの足元まで見る事ができます。
座ってパレードを観ていると、キャラクターの位置が高すぎて、全身が見えない事多くありませんか?
足元までコーディネートされたキャラクターを、是非立ち見で撮影してみましょう。
きっとたくさんの発見があると思います。
撮影は望遠レンズの強みを活かそう!
せっかく重たい望遠レンズをパークまで持ってきたので、なんとしても素敵な写真を撮って欲しいところ。
望遠レンズでの撮影のコツを教えます。
望遠レンズの良いところは、たくさんズームできるところ。
出来るだけズームをたくさん動かして、いろんな画角で撮ってみましょう。
- キャラクターやダンサーさんの全身を撮ってみる
- 忙しいくらいズームを動かしてみる
- 顔だけ、上半身だけを撮ってみる
たくさんのバリエーションを撮影する事で、素敵な写真が撮れるはずです!
多くの写真を撮ることで好きな構図が見つかるかもしれません。
以上がお昼のパレードでのおすすめ撮影方法です。
望遠レンズで納得のいく、綺麗な写真を撮ってみてください。
続いて夜のパレードについてご説明します。引き続きお付き合いくださいね。
夜のパレード編
・簡単に綺麗に撮影できる設定をご紹介します。
撮影モード:マニュアルモード
F値:1番小さい数字
シャッタースピード:1/200〜1/160
ISO感度:自動制御
シャッタースピードは、明るさに合わせて決めてください。ISO感度は、画質の荒れ具合が気になる場合、上限を3200あたりで設けると良いと思います。
レンズは単焦点!
お昼のパレードでは、望遠レンズをおすすめしましたが、夜は単焦点がおすすめです。
なんといっても、F値か小さく明るく撮れるのが魅力ですよ。
しかし、「単焦点だとズームができなくて撮りにくいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
そこで、おすすめの単焦点レンズもご紹介します
おすすめのレンズはズバリ、85mmのレンズです。
この85mmという距離は、キャラクターとダンサーさんの両方をカバーできるレンズなんです。
フロートの上にいるキャラクターは、全身が写る画角。
そして、近くのダンサーさんは上半身アップにはなりますが、写すことができる画角になります。
意外なレンズだと思う方もいると思いますが、ぜひ85mm単焦点レンズを使ってみてください。限られた画角でどう撮るかを悩むのも、パレードの醍醐味の1つですよ。
撮影ポジションは、「座り見最前列」!
夜のパレードにレンズキットの望遠レンズでは不向き。遠くからの撮影になると、望遠レンズでの撮影となります。
望遠レンズだと、どうしてもF値が大きくなり暗くなってしまいます。
そこで座り見最前列を確保し、少しでもパレードとの距離を近づけましょう。
前述の通り、85mm単焦点レンズを使用する場合も、座り見最前列での撮影がおすすめです。
最前列は、場所の確保が大変なイメージがあると思います。
しかし、お昼のパレードより、夜のパレードの方が席が埋まるスピードは緩やかな事が多いです。
パレードの場所取りは、開始の1時間前を目安に、待機するのがおすすめです。1時間も待つことに抵抗がある人もいると思いますが、是非ここは頑張ってみてください。きっと素敵な写真が撮れますよ。
撮影はシャッターチャンスを逃さないで!
夜の撮影の大変なところは、暗くて見えにくいところ。特にダンサーさんは暗くて、AFがうまくいかないことも。
撮りたいタイミングで撮影するために、いつでも撮影できる体勢で挑みましょう。
そしてF値を小さくしているため、被写体が少し移動しただけでピントが甘くなってしまいます。
常にピントを合わせる作業を忘れずに行いましょう。
暗い中ピントとタイミングを合わせるのは大変ですが、明るい色と暗い色の境目を見つけてみましょう。
コントラストが強い部分の方がAFが取りやすいですよ。
こちらも是非練習してみてください。きっと納得のいく写真が取れるようになりますよ。
ディズニーランドのパレードを撮影するポイント
ここで撮影のポイントをおさらいしてみましょう。
昼と夜に分けて簡単にまとめてみました。
◯お昼のパレード
・望遠レンズを使う
・撮影ポジションは、立ち見最前列
・望遠レンズのズームをたくさん動かす
◯夜のパレード
・単焦点レンズを使う
・撮影ポジションは、座り見最前列
・いつでも撮影できる体勢を整える
以上がパレードの昼と夜の撮影のポイントでした、
そしてここからは、昼夜どちらでも使える撮影ポイントをご紹介します。
ズバリ、RAW現像を使ってみよう!
RAWとは、写真の保存形式のことです。
JPEGよりも情報を豊富にもっているため、RAWとJPEGを補正すると、大きく差が出てきます。
RAWは豊富な保存データにより、補正した際もたくさんのデータから情報を適用する事ができます。
要するに、画質が劣化する事が少ないのです。
しかしJPEGだと情報が少なく、補正すると色が潰れてしまったり、飛んでしまったりするため、画質が劣化してしまいます。
パレードの撮影は、完璧な明るさや色味での撮影がとても高難易度ですよね。
天候によっては晴れたり、曇ったりと明るさがコロコロ変わるなんてこともあります。
そんなときは、RAWで撮影をし、後日RAW現像を行うことで、ほぼ画質の劣化をさせずに綺麗な写真へと変身させることができます。
多くのカメラマンもRAW現像で補正をし、綺麗な写真へと変身させています。是非試してみてくださいね。
まとめ
せっかくの素敵なパレード、おすすめポイントを生かして、より綺麗な1枚を撮影して欲しいです。
コツさえ掴んでしまえば決して難しい撮影ではありません。
それよりも綺麗な写真をとりたいという気持ちの方が大切です。
気持ちがあれば場所取りにも自然と力が入るはずです。
いくら良い機材があっても撮影場所が微妙だと、どうしても写真も微妙になってしまうことがほとんどですよね。
綺麗に撮影したい気持ちとほんの少しの知識があれば綺麗な写真を撮ることはできます。
みなさんの思い出作りにお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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