雨の日のだから撮れる写真!オススメの撮影方法について語ります

せっかく撮影に出かけようと思っていたのに雨が降ってしまった、今日は出掛けるのは止めにしよう、と諦めてしまっていませんか?

雨の日だからこそ、撮影できる写真はたくさんあります!

普段は通り過ぎてしまう場所も、雨が降ることで、景色が違って見えてくるので、撮影スポットがぐっと広がります。
カメラが濡れないように対策は必要ですが、方法を覚えてしまえば、今まで気が付かずに通り過ぎてしまっていた、魅力的なシーンに出会えますよ。

今回は、雨の対策方法について、そして雨だからこそ撮影してみたいものについて、紹介していきます!

雨の日のおすすめの撮影スポット

雨の日の撮影のおすすめ撮影スポットは、実はたくさんあります。

昼は公園、寺社仏閣、歴史的な建造物や少し古めかしい施設、夜は都会やカラフルな照明などがおすすめです。

また、薄暗い雨の日は、均等に並んだ人工物、無機質なものの撮影も楽しいです。

今回は日中の公園で撮影した写真から紹介させていただきますが、それぞれおすすめしたいシーンの理由についてもお伝えいたします。

目次

雨の日の撮影の対策

カメラが濡れないように、販売されているカバーを利用する、またはビニール袋やシャンプーハットなどで、濡れないようにカバーするという方法があります。

私の場合は、よっぽどの豪雨でなければ、ビニール袋で対策して撮影を楽しんでいます。

簡易的な方法ですが、急に雨が降ったときなど、ビニール袋と輪ゴムやテープなどの道具で簡単にでき、携帯にも便利なので、一つの方法としてご紹介いたします。

ビニール袋でカバーする方法

このような感じでカメラをビニールで覆ってしまうことで、雨からカメラとレンズを守ることができます。

レンズフードがあるため、レンズに大きなダメージを追うことなく使用できるかと思います。
ただ、大雨の時はやめておいたほうが無難ですw

カメラが余裕をもって入るサイズの透明のビニール袋を用意します。
スーパーなどでも見かける様なタイプです。

ファインダーが袋の底、レンズ側が袋の開け口側になるように入れます。

レンズ側の袋の口を輪ゴムで止めます。
また、ズームリング、ピントリングが回せるように、レンズの下側に穴を開けます。

ファインダー側は、ファインダーと画面が見えるように穴を開けます。

作業は以上です。

レンズフードについては、レンズの雨除けにもなるので付けておきましょう。

また、三脚を利用される場合は、三脚に傘を差せるホルダーを取り付けることもできますよ。
持ち物として、必ず乾いたタオルを入れておきましょう。

カメラが濡れてしまった場合も、水分をすぐ拭けるように何枚か、カバンに入れておくことをおすすめします。
さらに、雨で体が冷えてしまわないように服装にも気を付けましょう。

対策ができたら、あとは雨の撮影を楽しむだけです!

雨によってできる波紋を撮影する

池や水たまりなど、広範囲にまばらな波紋ができるのは、雨が降っているときだけです。

岩など、固く動かないものを含めて撮影するのも面白いですし、波紋だけを撮影するのも、不規則なパターンの模様となり、壁紙などにも使いやすい写真になります。

シャッタースピードを変えて落下する雨を撮る

雨の日は、S:シャッタースピード優先モードにしてみましょう。

こちらは、水の塊が池の水面に落ちた瞬間の写真です。

波紋の写真のシャッタースピードは1/120でしたが、こちらはシャッタースピード1/1600での撮影です。

落ちていく水滴と、水面に当たって跳ねた瞬間の様子が切り取られていて、肉眼では観察しづらい光景を撮影できるので面白いです。

このように、S:シャッタースピード優先モードで、シャッタースピードを変更してみましょう。

スピードを遅くすると光を取り込む時間が長くなるので、動いているものはその動きが入り、また画面としては明るくなります。

シャッタースピードが速くなると瞬間の光を取り込むので画面は暗くなり、速いほど物が静止したような写真になります。
シャッタースピードを速くするときは、ISOをノイズがない程度に上げるなど、撮りたい明るさに調整してみてください。

雨の日にシャッタースピードを遅くすると、雨粒が点や線になって映ります。
例えばシャッタースピード1/400だと短くパラパラとした雨粒が見えました。

 上の写真のシャッタースピードを変化させて撮影してみましょう。
シャッタースピードを1/20にすると下の写真のように細長い線が映っています。

雨粒は、雨粒自体に光が当たり、背景が暗めだと撮影しやすいです。

また、夜にライティングされている場所で撮影すると、照明のカラーリングの雨粒が良く見え、よりわかりやすく撮影できますよ。

雨に濡れることで色が変わる木や石を撮影する

こちらは木製の壁です。

雨が降ることで、色が濃い箇所と、まだ濡れておらず薄い色の箇所が、綺麗に分かれています。
普段見慣れた石段や木の柵など、濡れて色が変わることで、雰囲気が出たり、おしゃれなデザインに見えたりします。

石やレンガ、木製の多い、寺社仏閣や歴史的な建造物を雨の日に撮影すると、雰囲気のある写真が撮れますよ。

また、色の濃淡がはっきり出るので、人工物など、無機質なものをモノクロ撮影することもおすすめです。

寂しい枝は水滴がつくことで装飾される

濡れた葉や枝自体、雨の日の薄暗い中で撮ると、晴れの日の乾いた状態と違って、雰囲気のある写真を撮影できます。

雨粒の写真にも映っていますが、枝に水滴が付くと、葉や花がある華やかさとは違った、華奢で繊細な、どこかアンティークな装飾のように、私には見えてきます。

枝だけのシルエットは、廃退感のある寂れた雰囲気になり、クールな写真が撮れるので、元々撮影対象としてもいい写真が撮れますが、雨に濡れ、水滴を付けた枝も素敵ですよ。

水溜りでリフレクションを楽しもう

雨によってできた水溜りのおかげで、普段リフレクション撮影できないような場所でも可能となります。

リフレクション写真は、反射した景色がきれいに見える、無風のタイミングがおすすめです。
なるべく地面に近づいて撮影すると、きれいに反射します。

リフレクションの写真は、ファンタジーのような雰囲気が出るので、ワクワクしますよね。

この写真は雨が上がった後の晴れた時間に撮影していますが、夜、カラフルな看板やイルミネーションのある建物、ライトスポットされたものなどをリフレクションさせると幻想的な写真が撮れます。

寺社仏閣や、歴史的建造物は、日中も夜間も雰囲気のある写真になりますよ。
例えば、雨上がりの夜の東京駅は、カメラを構えた方々が多く見られる、撮影スポットになっています。

いつもとは違う雰囲気を出せる雨の日を活用しよう!

雨の日も対策さえしてしまえば、撮影したいと思える被写体は無限に広がっていくはずです。
いつもの通勤、通学に使っている道も、雨の日だからこそ見えてくる景色が、たくさんあるでしょう。

視点を変えてみれば、そこにはきっと多くの撮影スポットが見つかると思いますよ。

この記事が、いつもとは違った雰囲気になる、雨の日の撮影を楽しんでいただけるきっかけとして、少しでも参考になりましたら幸いです。




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この記事を書いた人

30歳代、3児のパパです。
主にカメラ・写真について記事を書いています。
使用機種:Nikon D5500、SONY α7 Ⅲ

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