ガラスレザーの革靴をヤスリで削って補色してからの鏡面仕上げしてみた

どうもこんにちは。

昔履いていて使えなくなった靴って捨てるのもちょっと・・・

ってことありませんか?

僕は捨てれずに何足か靴箱の片隅に眠っていたりします。
捨てれば良いんでしょうけど、なかなかね。

この前、ローテーションの靴を磨きながらふと目に入ってきたもう履かないであろうボロボロになり、傷まみれの靴。

もしかしたら復活させることができるんじゃね?と思って実験がてらに再生させることにしました。

目次

ガラスレザーの革靴の復活までの手順

まずは現物をご覧いただくことにしましょう。

リーガルのガラスレザーの靴になります。
ガラスレザーを毛嫌いする人は多いけれど、光やすく手入れも簡単なので個人的には重宝してます。
雨の日にも気にせずに履いていけるので靴の便利屋さん的な感じで。

現在でも雨の日用と通常履く用で2足ほどガラスレザーを所有しています。

確かにデメリットとして、傷がついたら修復困難でエイジングがほとんど見られず、買った瞬間がピークというのですから革靴好きには好まれないのも理解はできます。

とガラスレザーの説明はこれくらいにして、実際に修復を行っていきたいと思います。

今回修復意を行うに使った道具達。

いつも靴磨きで使っているものにアドベースとヤスリを買い足しました。
これに1,500円ほどかかっていますので修復できなかった時は・・・とか思いながらAmazonでポチりましたよ。

真正面から見たらこんな感じです。
これやばくないですか?

どうやったらこんな傷が入るんだろうと思いながら当時を思い出しましたが全くわからない。
しかもガラスレザーなんでついた傷は修復困難という重大さ。

かなりの期間履いていないので革もパリパリの状態。

左右で見るとこんな感じです。
光の当たり具合にもよりますが、かなり傷が入っていることが確認できると思います。

ただ単に傷が入っているという程度ではありません。
マジで傷だらけの革靴です。

これだけ傷入ってたらもう履けませんよね。。。

これをどれだけ修復できるかという試みです。
ここまで深い傷ですのでどうなることやら。

とういうことで、今回の作戦を発表します。

修復作戦

  1. ヤスリで傷をならす
  2. アドベースで補色する
  3. 栄養クリームで保湿する
  4. ワックスで鏡面仕上げ

こんな感じで作戦を立ていざ実行してみました。

いざ実践へ

step
1
ヤスリ削り

ということでまずはヤスリで削ります。
傷の深さまで革を削ります。

革を削るとか、何てことするんだと思われるかも。
実際に僕もそう思いながら削りました・・・

600で削りました。

はじめは気を使って優しくやってましたが、途中からガリガリ削りました。
それでもなかなか削れないので力を入れて。

半分だけ削ってみました。

これでもはやガラスレザー感はなくなりました。
まだ傷は深いのですが、色が変色してきたのでここへんでストップです。

一応両足とも削り終わりました。

傷は結構深いようでここまで削っても傷跡は見えています。
それでも触った感じはだいぶ傷が目立たなくなりました。

step
2
アドベースで補色

ここからはアドベースで補色しながら傷口を埋めていく作業です。

とりあえず半分だけ補色してみました。
思ったよりも良い感じです。

傷口にもアドベースが入り込んでます。

この段階で意外といけるかも・・・的な疑惑が生まれてきました。

それにしても傷は残っていますが、だいぶ目立たなくなりました。

両足アドベースを塗り込みました。
いかがでしょう。

ガラスレザーとは思えないマットな仕上がりです。
まるでクロムエクセルの感じ。

step
3
栄養クリームで保湿する

ここから栄養を与えるために栄養クリームを塗り込みます。
アドベースが下地にありますし、ガラスレザーなのでほとんどしみこみませんがなんとなく塗ってみました。

一応ヤスリで削ってますからね。
栄養は与えておかないと的な感じです。

アドベースが下地なのでほとんど染み込まずに表面で暴れている感じですけどね。

step
4
ワックスで鏡面仕上げしてみる

栄養クリームを塗ってから少ししてからワックスを指で塗り込みました。
丁寧に薄く塗り、マットになったら逆の靴にワックスを。

両方塗り終わったら逆の靴に水を一滴垂らしてクロスで磨いていきます。
これを3回ほど繰り返しました。

そして出来上がったのがこちらです。

う〜ん、なかなか光が鈍いです。

ですが一応これで完成です。

真正面から見るとかなり傷が目立ちます。
それでも何もしないよりはだいぶマシになりましたが、思った以上に傷が深いということが判明しました。

もし次やるならヤスリをもっと荒くしてガシガシ削る他ないのかなと思います。

傷は目立ちますが、なくはないかなというレベルです。
履く機会はないと思いますが、これからも一応保管するのかな。

もはや捨てないための靴磨きだったのかもしれません。

まとめ

ということでガラスレザーを補修してみましたが、出来栄えでいうと30点ほど。
少し傷が薄くなったという程度です。

もう少しヤスリでゴリゴリに削っておけば結果は良かったかもしれません。
それにしてもアドベースの傷口に対してのノリが思ったほど良くなかったのが気がかりです。

それにしてもこんな傷だらけのガラスレザーを修復させようと思ったのがダメだったのか。
今回は実験ベースでやってみましたが、もうちょっと削りを荒くすれば良い感じなる可能性は大です。

もう一度この労力を使うかどうかと言われたらNOなので、このままにしておこうと思っている今日この頃です。




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この記事を書いた人

30歳代、3児のパパです。
主にカメラ・写真について記事を書いています。
使用機種:Nikon D5500、SONY α7 Ⅲ

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