大切な革靴!リーガル(911R)の思い出

誰にも大切なものっていうのが一つくらいあるのではないでしょうか。

僕には大切な靴があります。

大切な靴って言っても大した金額のものではありません。
値段は3万円弱だったと思います。

リーガルの911Rです。

このリーガルの革靴が今回の話になります。

目次

リーガル911Rを購入するまで

僕が社会人になった時に祖母から就職祝でもらったお金で買いました。
お金をもらってしばらくして祖母は亡くなりました。

せっかく就職祝いでもらったお金なんだから、社会人として使用するものを購入しようということで百貨店に行ってリーガルの革靴を購入しました。

当時はリーガルしか知らなくて、革靴履くならリーガルっていうのが僕の頭の中には植えつけられている状態だったこともあると思います。

当時の僕はリーガルを革靴界の頂点に君臨してるとさえ思っていました。
多分、革靴に興味がなかったのでそうだったのかもしれません。

この記事を書きながら、自分が興味ないことの情報ってほとんど持ってないんだなと改めて思います。

学生時代のリーガル

僕が大学生の時に、某電化製品店でバイトをするために革靴を一つ購入しました。
確か5千円くらいの安い革靴です。

いや、正確に言うのであれば合成革の靴です。

当時は、バイトで使う靴を買うのに5千円は高すぎるだろとか思いながら購入した記憶があります。

当時の某電化製品店のバイトの時給が良すぎたため、文句をたれながらも購入して使用していました。
はじめのうちは良かったのですが、しばらくして左足の親指にしびれを感じ始めました。

しびれも革靴を脱いでしばらくすると治っていたのですが、どんどん治らなくなり、しまいには全くしびれがとれなくなりました。

しびれがずっと続くということもあり病院に行ってみると、どうやら使用していた革靴が原因のよう。
このまま使用するのは悪化しかまねかないということで、革靴を購入することにしました。

父からも勧められたということもあり、購入したのはリーガルの革靴でした。
型番とかは全く覚えていませんが、黒で2万円しなかったということしか記憶に残っていません。

使い始めてからしばらくして、しびれは消えた。

あ、靴一つでこんなに変わるんだと始めて思った時でした。
当時は5千円の革靴が悪いということではなく、しびれが治ったリーガルがすごいという認識。

そう、ここで僕の中でリーガルは神化してしまったのです。
単純に合ってなかった靴を履き続けたせいだとは思いますが、リーガルの履きやすさにはびっくりしたのを覚えています。

現に今でも所有している革靴の中でもリーガルが一番多いです。

学生時代に始めて履いたリーガルは僕にとって素晴らしい靴という認識でした。

社会人になってからのリーガル

社会人になってはじめに購入したのもリーガルでした。
こちらは黒のUチップだったと思います。

社会人になるのだから良い靴をと思って購入しました。
それからしばらくして、上にも書いたように祖母からもらったお金でリーガルの911Rを購入しました。

当時は何が良い靴なのか全くわかっていませんでしたが、自分の中では良い靴を履いているという自負はありました。

結局2足所有していたのですが、ローテションで履くという認識はなかったため911Rばっかり履いていました。

そして、1年も経たないうちにつま先が剥げていた。

学生時代に友達とノリで買ったレッドウィングのブーツをボロボロになるまで履いていました。
ボロボロになるのがカッコ良いという認識がありました。

なんていうか、使い込んだ感。

結局ほとんど手入れもしないまま、毎日のように履いていたのでボロボロになりました。

社会人になる時に引っ越しのついでに捨てました。
今思えばなんて惜しいことをしたんだと思いますが、当時の僕はもう履くことはないと思ったんでしょうね。

残念。

話はそれましたが、ボロボロになるのがカッコ良いと思っていたのもあり、リーガルのつま先がハゲていく過程も履き込んでいると勘違いしていました。

というか、つま先が禿げるなんて今考えたらどんな歩き方をしてるんだと思ってしまいますが、それくらい大切には履いていなかったんだなと思います。

そして、とうとう踵のスリ減りが限界に達し、履くことをやめました。

それにしても今思えば、恥ずかしいくらいにボロボロになっていました。

修理そして手入れ

それから1年ほどして結婚しました。

引っ越しのタイミングで靴箱にしまってあったリーガル911Rを取り出しました。
そして何を思い立ったか、靴を修理することにしました。

ちなみに1万円を超えました。

靴底にハーフラバー、踵の内側を補修、踵を変更、補色をしてもらうことにしました。

楽しみにして靴を受け取りに行ったのですが、補色に関しては思ったような修復はかけられていませんでした。
というか、つま先が削れすぎて元どおりにするのは無理なようでした。

と言うことで、ここからは手入れをしながら履き続けていました。
それでも2ヶ月に1度クリームを塗り磨くだけでした。

今では毎日ブラッシングをするようになりましたが、当時は気が向いた時にピカピカにする程度でした。

それから時が経ち、革靴も増えローテーションから外れてからは月に1度履くかどうかのレベルになってしまいました。

現在

購入から8年以上経ちますが、それでもまだ現役で履いています。
いろんな色のクリームを塗ったせいなのか、独特の色味になってしまいましたが。

それも味ということで履いています。

ガラスレザーですが、履きこむとクリームもしっかり染み込むようになります。
ガラスレザーも育ちますよ、ある意味w

実は8年間愛用していましたので、靴としてはかなり履きやすいです。
僕の足の形になってくれています。

あ、足を包むってこんな感じかと言わんばかりに。

10足以上革靴を持っていますが、この靴以上にフィットする革靴はないなと思いながら。

現状としてはかなり厳しい感じになっていますが、これからも月に1度でも良いので履いていこうと思います。

僕が退職する時に履けたら良いなとしみじみ思うのです。




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この記事を書いた人

30歳代、3児のパパです。
主にカメラ・写真について記事を書いています。
使用機種:Nikon D5500、SONY α7 Ⅲ

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