最近いろんなものを洗ってみたり、修理してみたりすることが多いです。
その1つがこれです。
そもそも革って水洗いできるということを最近知りましたので、今まで革製品を水洗いしたことがありませんでした。
まずは先日、手始めに革バンドを洗ってみました。
洗ってみたのは良いけれど、白い粉のようなものが吹き出てあまり満足いく結果には終わっていません。
時間が過ぎると革は以前よりも柔らかくなり、白い粉もなくなって良い感じになっていますが、洗って乾いた直後は残念な結果に・・・
汚れすぎていたんでしょうねw
ということで今回はクラークスのデザートブーツを水洗いしてみました。
水洗いしてみました
こいつを洗ってみます。
写真で見るとあんまり汚れてないような感じですが、それなりに汚れています。
この靴も使用頻度は低いものの6年ほど使用しました。
まだまだ使用できる感覚です。
それでも一度も洗ったことはありませんし、手入れも気が向いた時、本当にたまに防水スプレーを吹きかけるぐらいです。
防水スプレーは汚れも弾くので、汚れ自体はつきにくい印象があります。
吹きかけるとしないのでは大きな違いがあるような気がします。
というわけでこいつで洗っていきます。
写真は使い回しです。すいませんw
- サドルソープ
- 豚毛ブラシ
- スポンジ
これを用意しましたが、スポンジだけで洗い切ることに成功しました。
ブラシはいらないかなと・・・w
実践編
早速ですが、バケツに突っ込んでみます。
これで後戻りはできません。
あとはサドルソープでゴシゴシ洗うだけです。
水につけると汚れが目立ちますね。
均等に水につけましたが、こんな模様になってしまいました。
うん、きったねー!!
もう洗いてくてうずうずしてきますね。
ゴシゴシと洗っていきたいと思います。
こんなになっていますが、一応革です。
ゴリゴリと力を入れるのにはちょっと勇気がいります。
革が傷まないように丁寧に磨く感じでスポンジでこすっていきます。
それにしても泡が黒くなりますので汚れているんでしょうね。
泡が黒くなっているのを見ると洗いがいがあるなと感じますね。
というわけで洗い切りました。
なんか見た目はすごい綺麗になった感じがします。
水を思いっきり吸い込んでいるので、乾燥時にどんな風に仕上がっていくのかが少し不安です。
出来上がりました
乾いて靴紐を通したら完成です。
丸一日以上置いてから靴紐を通しましたね。
乾燥させるのにシューツリーや新聞紙は使わずに自然の力だけで乾燥させました。
どうでしょうか。
結構綺麗になっていませんか?
個人的には洗うことでここまで綺麗になるのであれば、もっと早くからやっておけばよかったと思います。
革の質感に関しては少し硬くなったかなという印象はありますが、張りも出て形が綺麗に出ていますのでこちらの方が満足度は高いです。
比較的汚れは落ちて綺麗になっていますが、もう少し汚れは落とせたんじゃないかと思います。
満遍なくスポンジでこすったつもりでしたが、つま先部分等に汚れが残っている部分があります。
完全い濡れてしまっていたので、洗っている最中は汚れがどこにあるのかがわかりづらいです。
洗う前にしっかりとどこに汚れがあったのか把握しておくべきですね。
若干のシミや汚れは残っていますが、概ね良好です。
明らかに見た目の大きな汚れは無くなりましたので満足。
後ろから見るとこんな感じです。
少し汚れが残っています。
後ろ側は少し手が抜かれたような・・・次回やる時は後ろもしっかり洗うということを心がけないといけないなと思います。
それにしてもかかとのスリ減り方が・・・。
終わりに
というわけで、今回の水洗いは成功ということにしておきたいと思います。
- 水につけると汚れが見えなくなるので、事前に把握しておく
- 結構強めにこすっても大丈夫
- 後ろの汚れを軽視しやすい
- 洗うと革が硬くなる
今回の水洗いでわかったことです。
また、クラークスのデザートブーツは水洗いしたほうが革に張りが出ます。
張りが出てくると形が崩れにくいので一石二鳥。
定期的に洗うことが革靴の寿命を伸ばすのことにつながっていると思います。
今回のクラークスは寿命が延びた気がしました。
そして、綺麗になると履く回数も増えるのでこれまた良いことかと。
革製品だからと言ってビビることなく、バンバン水洗いして大丈夫なのかなと思い始めた今日この頃です。
今回はスエード革でしたが、次回はドレスシューズも水洗いしてみようかと思います。
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