【三脚・NDフィルターなし】手持ちで滝撮影!流れる水をなめらかに撮ることはできるのか?

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どうも「やべー滝撮影したいわー」と思っている僕です。

こんな写真のように!

ちなみに、もちろんのことですがこれは僕の写真ではありません笑

思っているだけでは何にもなりませんので、福岡県にある白糸の滝に行ってきました。
本当は子供を遊ばせた帰りに時間があったので寄ったということは内緒の話です。

一眼レフを買ってからいろんな人の写真を今まで以上に見るようになって、「水の流れを撮影してみたい」と思うようになりました。
撮影したいというか、綺麗な水が流れているのを初心者でも撮ることができるのかを試してみたかったのです。

もちろんですが、一眼レフを購入したばかりですので、三脚やNDフィルターは持っていません。
果たして手持ちで滝の流れる水を撮影することはできるのでしょうか。

という訳で、今回は水の流れを絹のように撮影したいと思っていた僕の体験記になります。

目次

水の流れを撮影するための設定

水の流れを絹のように撮影しようと思ったらオートモードで撮影していては絶対に撮ることはできません。

オートモードだと、シャッタースピードやF値が自動で設定されてしまうので、水自体は撮影することはできますが、流れるような水は撮影することがまず不可能です。

「じゃあ、どうすれば良いの?」

うん、もう非常に簡単です。

答えは出ています。

シャッタースピードを遅くすること

これだけです。

シャッタースピードとは

シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。
すごい簡単ですが、本当言葉のとおりです。

シャッタースピードが遅ければ長い時間シャッターを開けることができますし、短ければ短い時間しかシャッターを開けることができません。

それぞれに良いところはありますので、撮影したい写真によって設定は変わってきます。

動いているものの瞬間を撮りたいときはシャッタスピードをあげましょう。
シャッターを開いている時間が非常に短いのでその瞬間を捉えることができます。

走っている人や車の瞬間を捉えたいときはシャッタースピードをあげておけばしっかりと撮影することができます。
逆にシャッタースピードが遅いとレンズがその分だけ開いていますので、瞬間を捉えるのは難しくなりますが、時間の流れを少し感じることができる写真を撮ることができます。

今回の絹のように流れる滝の撮影はシャッタースピードを遅くすることで、時間の流れを表現するのに最適な設定になります。

シャッタースピードを上げることで得られる効果

  • 瞬間を撮影することができる
  • ブレにくい
  • 光を取り込む時間が短いので暗くなる

シャッタースピードを遅くすることで得られる効果

  • 時間の流れを感じる撮影ができる
  • ブレやすい
  • 光を取り込む時間が長いので明るくなる

シャッタースピードだけの話になるとこんな感じにまとめることができます。

マニュアルモードでの撮影

Sモードで撮影しても良いんだと思いますが、今回はマニュアルモードで撮影しました。
今回の撮影で思ったことですが、頭で描いている設定は実際に撮ってみないとわからないということです。

シャッタースピードを遅くしていざ撮ってみると、画面が真っ白になったりと何度も設定し直して撮影することになりました。
ここら辺は慣れと感覚なんでしょうが、やはり光の量の調節は難しいということを学びました。

いざ撮影開始

撮影を開始しました。
プレビューを見る限りではブレも見られずにうまくいっている感覚があったので

「三脚いらなくね?」

「NDフィルターってうまいの?」

みたいな感覚で撮り続けていました。
もうね、プレビュー見ながらの高揚感がたまりませんでした。

「うわ、これこれ!こんなやつが撮りたかったんだ」

調子に乗ってシャッタースピードを2秒にしてF値を思いっきり上げてみたりとね・・・

うまくいっていると思ったので50枚くらい滝を撮影して終了という感じでした。

しかし、いざ家のPCで確認してみるとブレブレなんですよ。
それっぽくは取れているのですが、なんかブレてるんです。

実際の写真がこちらです。

dsc_0038

この写真を非常にわかりやすく説明すると、

ボクシングでいう、ジャブを食らった時に見える光景に似ていますね。
ボクシングしたことないけど。

F1でいうと、250キロを超えたあたりに見える光景と似ていますね。
乗ったことないけど。

まぁなんというか

ブレてるんです

それもブッレブレのやつです。

残念すぎて笑えませんでした。

今回一番うまく撮影できていた写真がこちらです。

dsc_0046-7

ぱっと見は先程よりマシですが、ブレています。

しかも、この写真を撮影している時は、筋肉バスター並みに脇、肘、手は固定しています。
そして足は東京タワー並みに重心を添えて仁王立ちしてます。

でも無理。

マジで無理です。

多分僕がスーパーサイヤ人になっても無理です。

ISO感度:100
シャッタースピード1/3
F値:13

完全な失敗ですが、これ以上シャッタースピードを遅くした分はもう見る影もありませんでした。

もうね、凹むね・・・

dsc_0003

こちらはシャッタースピードが1/20なので先ほどよりは水の流れが絹のように見えません。
手持ちだとここら辺が限界の気がします。

追記2016/11/14

三脚を使って流れを撮った写真です。
ちなみにまだNDフィルターは持っていません。

dsc_0089-2

かなりマシになりました。
でもこの写真、F22という恐ろしいほど絞ってます。

小絞りボケを起こしていますのでなんとなくモヤっとした感じになっていますが、手持ちよりマシです。

ということで滝の撮影終わり。

後日、NDフィルター買って鍋ヶ滝を撮影してきました。
スローシャッターはやはり素敵だった。

関連記事 【熊本県小国町】CMのロケ地にもなった鍋ヶ滝で撮影してきました

あとはその他の写真です。

dsc_0069

全体的に紅葉はまだでしたが、ところどころに紅葉を感じさせてくれるシーンがありました。
もっとボカして撮影すればよかったかな。

dsc_0082-2

ちょうど太陽の光が木漏れ日となっているところで一枚撮りました。
太陽の光って写真に写るとカッコイイですね。

F値を上げれば太陽の光も筋のように映ってくれました。

手持ちで滝を撮影してみてわかったこと

もう言わなくても良いと思いますが、三脚とNDフィルターは必須だと感じました。
NDフィルターはまだしも三脚がないととにかくブレます。

どんなに脇を締めてしっかり固定しながら撮影したつもりでも全体のうちどこかがブレることになります。
多少の差はあるにせよ、プロの方でも手持ちで、どこもブレさせずに、綺麗な水の流れを撮影するのは不可能に近いのではないかと思います。

大人しく三脚を買っとけ!って話ですね。

さらにNDフィルターも必要そうですね。

「F値を上げればNDフィルターいらなくね?」

と思っていましたが、F値を上げすぎると小絞りボケを起こすようです。
今回追記で載せた滝の写真もF22ですので絞りすぎという感じですね。

シャッタースピードを1秒や2秒にしてしまうと光を取り込みすぎてしまうため、真っ白な写真が出来上がります。
F8くらいでシャッタースピードを1秒や2秒にするのであればNDフィルターは必須だと感じました。

この撮影のおかげで三脚とNDフィルターを購入しなくては・・・という気持ちが湧いてきました。
良いことなのか、悪いことなのか・・・
※追記写真はビデオカメラ用の三脚を使用しています。

兎にも角にも写真を撮るというのは非常に奥が深いですね。
一枚撮影してPCでじっくり眺めるだけで

「もっとこうしたい」という気持ちになることができます。

次は何を撮ろうかな。

そう考えている月曜日です。




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この記事を書いた人

30歳代、3児のパパです。
主にカメラ・写真について記事を書いています。
使用機種:Nikon D5500、SONY α7 Ⅲ

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